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北九州市の北部エリアに門司という街があります。ここには、100年前に造られた赤煉瓦の建物が今も残っています。

元々は、ビール工場として造られたもので、今は交流館やカフェレストランなどに活用されている貴重な近代化遺産です。

目の前には海峡が広がり、日常的に歴史とロマンを感じることのできる場所。オブジェに書いてあった言葉、絵になる街。

まさにその印象が残ります。この門司という街に建つマンションのイメージをどう表現するか?

クライアントからの要望を一言で言えば、

「とても良い立地なので、思いきって他の不動産広告にはない印象のものをつくりたい」ということでした。

実際にマンションが建つ場所からは、駅まで5分程度。中心地の小倉にも電車で10分と立地も良く、

都心での時間もすぐに楽しむことができます。​

海が見える暮らしと赤煉瓦。夏のある夜になれば、家にいながら関門海峡の花火を見ることもできる。

このポイントをシンボル化しながら、目残りするイメージはつくれないか?

イメージは写真ではなく、アート的なものだな。と感じていました。

一般的な不動産広告ではあまり見ない女性的なファッショナブルな表現が良いと思いました。

まずは、全国のたくさんのイラストレーターさんを調べました。

その中で、直感でこの人だ。と思いました。

イラストは佐々木佳奈子さんに描いていただきました。

佐々木さんが描くテキスタイルやアート的で、ファッション要素の強いイラストのイメージが今回の企画にぴったりだと感じました。

実際に門司まで来ていただき、現地を見てもらいました。

クライアントとの打ち合わせにも参加してもらい、温度感や思いを伝えました。

それを踏まえて、後日、絵をあげていただきました。

門司の街を構成するいろんな要素がイラスト化され、ひとつにまとまっています。

ひと目でこの街で暮らす感性豊かなイメージが伝わってきました。

封筒に使用しているテキスタイルは、門司の海峡をイメージしてつくってもらいました。

潮流の早い海の感じを表現しています。

​コンセプトは「ARTs with いくつもの感性と調和する。 」

まさに、いくつもの感性が詰まっています。

creative direction / copy work  川野裕一郎(toyto) 

CLIENT:株式会社 なかやしき 株式会社 NIPPO     

 

 

 

 
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